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Q: - Pro Toolsのマシンプロファイルってどーやって作るの? - 4
Q: - Pro Toolsのシリアルタイムコードオフセットとは?

Product : ProTools|HD
Category : Machine Control/9-Pin Serial(Deck control mode)/Track Arming


Pro Toolsのシリアルタイムコードオフセットとは?

マシンプロファイル作成ウィンドウ内にシリアルタイムコードオフセットという項目があります。

これは、9-Pin Serial Modeでデバイス(VTR)から返信されるタイムコードデータにオフセット値を付加するものですが、 この値はデバイス(VTR)のインサートがたっている(Edit Preset : Insert Bit = ON)状態のときにのみ付加されます。

したがって、レイバック(音戻し)をする際にどうしてもオフセットが必要という場合にその値を入れるためのものです。

ただし、9ピンリモートのタイムコードアンサーというものは、ビデオ編集を間違いなく行うためのものですから、 そのタイムコード値(シリアルタイムコードの値)をそのまま参照してインサートレックすることで同期が取れる ことが前提となっています。

よってこの値にオフセットを入れるということは、非常に特殊なケースであり、なおかつ使う方が正しくこのことを 理解していないと、ある場合はOKだが戻してみると実は音がずれていたなどのトラブルとなりますので十分に注意して 使用することをお勧めします。

また、この値は
(+)・・・Pro Toolsが設定フレーム分遅れて同期する
(−)・・・Pro Toolsが設定フレーム分進んで同期する
のどちらも設定可能です。

この設定をした場合、Pro Toolsのセッションウィンドウ内の着信タイムコード表示(実際に9-Pinから受け取っている生データ) に対して、On-LineとしたときのPro Toolsのメインカウンタの表示がオフセット値分加算されていることを確認できます。



どのような時にシリアルタイムコードオフセットが必要か?


先に述べたように、シリアルタイムコードは編集=インサートRECを行うことを前提としているためにオフセットの必要は ないはず・・・と書きました。
では、どのようなケースでこのシリアルタイムコードオフセットが必要となるのでしょう?

シリアルタイムコードオフセットが必要となる可能性のあるケースとしては、

SRW-5500などをマスターとし、24フレームの作品を制作、かつ、MA作業はSRW-5500より59.94のプルダウン出力を用い、 同じ状態で音戻しを行う。

これは24フレームのMAを行う場合でも、MA設備自体はNTSC環境しかない場合がほとんどであるため、プルダウン出力で 受け渡しをせざるを得ないというケースです。
このような場合、SRW-5500のプルダウン出力は、通常2フレームの固定ディレイ設定(Pull Down Lock Mode = Lock2) にて運用するので、同じ設定環境で音戻しを行う場合にはその分のオフセットをかけてPro Toolsの同期をかけないと、 戻した音を24フレームの映像で完パケとして観てみるとずれてしまうことになります。


このような場合、起こしの時にはVTRにインサートがかかっていないためオフセットはかからず、音戻しのときにVTRに インサートをかけるため自動的にオフセットがかかり同期を取ることができます。


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